当学会について

About

概要

 英語語法文法学会は設立趣意書を受け、1993年(平成5年)に設立されました。その設立の目的のひとつは、趣意書にもありますように、「個別言語としての英語の実態を体系的に明らかに」すること、すなわち、「英語の具体的な語彙や構文の特性を一つ一つ明らかにする」記述的な研究を追究することであり、また、そのための「地道な研究」の発表の場を保証することでした。
 そのような背景のなか、英語語法文法学会設立総会および第1回大会が1993年11月26日に立命館大学で行われました。以後着実に歩みを続けることができ、2012年、設立20周年の記念大会(於近畿大学)を迎えることができました。
 会員諸氏の研究活動の充実をはかるべくさまざまな取り組みがこれまでになされてきました。年次大会ではシンポジウム、研究発表のほか、他の学会に先駆けていち早く「ワークショップ」の企画を取り上げ、第6回大会から特色ある「語法ワークショップ」を午前中に行っています。機関誌『英語語法文法研究』は創刊号(1994年)から毎年刊行され、前年のシンポジウムに基づく論考、応募論文、語法ノートを掲載しています。また、(故)小西友七初代会長の寄付金を基金とする「英語語法文法学会賞」を2000年に創設するとともに、2010年には、若手研究者の育成と研究活動の促進を目的とした「英語語法文法学会奨励賞」を新設しました。
 また、2005年からは学会の社会貢献の一環として会員以外の方も参加できる英語語法文法セミナーが毎年8月大阪で開催されています。これは英語学・言語学の最先端の知見を教育の最前線に提供することを目的として始められたものです。セミナーへの参加者も年々増え、中学校の教員、高等学校の教員の研修のみならず、学部学生、大学院生の勉学やさらには大学の教員の研究にも資するところ大であると考えています。なお、2008年には、日本学術会議協力学術研究団体として指定登録され、2010年には言語系学会連合にも加盟いたしました。

歴代会長

(肩書は会長就任当時)

初代会長(1993年11月~1996年3月) 小西友七(甲南女子大学教授、神戸市外国語大学名誉教授)

第2代会長(1996年4月~2000年3月) 村田勇三郎(立教大学教授)

第3代会長(2000年4月~2004年3月) 児玉徳美(立命館大学教授)

第4代会長(2004年4月~2008年3月) 八木克正(関西学院大学教授)

第5代会長(2008年4月~2012年3月) 安井泉(筑波大学教授)

第6代会長(2012年4月~2016年3月) 内田聖二(奈良大学教授、奈良女子大学名誉教授)

第7代会長(2016年4月~2020年3月) 大室剛志(名古屋大学教授)

第8代会長(2020年4月~2024年3月) 中澤和夫(青山学院大学教授)

第9代会長(2024年4月~現在)    吉良文孝(日本大学)



★当学会では教育委員会や各種研究団体からの講師派遣要請に対応する用意があります。詳細はこちら


当学会は、2008年12月25日、日本学術会議協力学術研究団体の指定を受けました。

当学会は、言語系学会連合(2010年4月1日発足)の加盟団体です。